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LinuxでハードディスクやSSDのベンチマークを計測する方法は昔からありましたが、どれもコマンドラインで使い方が難しかったんですよねぇ。KDiskMarkが登場するまでは。
かくいう私もコマンドでのやり方を紹介する記事を読もうとして挫折したクチです。でもKDiskMarkなら下図のようなGUIでベンチマークができます。
公式: GitHub - JonMagon/KDiskMark: A simple open-source disk benchmark tool for Linux distros
KDiskMarkのインストール
Snap, Appimage, debパッケージが用意されているのでほとんどのLinuxディストリビューションでインストールできます。逆になんでFlatpak版だけ用意されてないのかと訝しんでます。
Arch, Fedora, openSUSEではリポジトリに収録済みです。
私はManjaroユーザーなのでpamacでインストールしました。
sudo pamac install kdiskmark
KDiskMarkの使い方
測定するドライブを選んで「All」ボタンを押すだけでベンチマークが開始されます。簡単簡単。
高度な使い方として、ブロックサイズ・キュー数・スレッド数が設定できます。
CrystalDiskMarkの設定値を参考に同じ測定方法でベンチマークできると思ったんですが、KDiskMarkはシーケンシャルのブロックサイズに128kが設定できずスレッド数も16まででした。よってCrystalDiskMarkのNVMe SSDプロファイルと同じ測定方法は(2021年10月7日の時点では)できないと分かりました。
デフォルト、ピーク性能、現実性能についてはCrystalDiskMarkと同じ設定値のプロファイルがKDiskMarkにも用意されてました。
余談ですが、KDiskMark開発者様はWindows対応を目論んでいます。実現すればWindowsでしか使えないCrystalDiskMarkよりもメジャーになるかもしれません。← 願望
目指せ下剋上!がんばれKDiskMark 🔥